ソバ 蕎麦
学名 Fagopyrum esculentum
原産地 中国南部説が有力。
分類 タデ科ソバ属
ソバの栄養が見直されています。カルシウムやマグネシウム、ルチン、ビタミンB2を含み、高血圧や抗酸化作用があります。そばの実を砕いて香ばしく炒ったのが「そば茶」。
品種については、地方ごとの在来種が多くあり、相対的に早生のものを「夏そば」晩生のものを「秋そば」とよんでいます。
10月~11月は花が見ごろ。
ソバは冷涼な気候に適し、やせた土地でもよく生育します。病害虫や雑草対策なども不要でとても育てやすい穀物。雑草対策と景観美化をかね、耕地の有効利用としてソバを作付けているところも多いようです。
10月~11月は関東各地で白、淡紅、赤の6mmほどの花が見ごろになります。
今回、可憐で素敵な花を撮影させていただいた横須賀市林の農家(永野優子さん)も
手間がかからず、綺麗な花が咲くのが楽しみで作付したそうです。
8月末に種をまき、11月末か12月初めに収穫です。
神奈川県内では秦野が有名
県内では、秦野盆地をメインに、かつて主要産業だった葉タバコの裏作として落花生とともにソバが栽培されており、現在でも市内の西田原、羽根、横野などで特産品としてソバ栽培が行われています。
猛暑の今年も収穫量は平年並み。
ソバ需要あり。県内各地でチャレンジ中。
県産のソバ需要が求められているそうですが、まだ試行錯誤の段階。大磯では「赤そば」系統があり、県内でも地域ごとに在来種がありますが、国産ソバの流通が減る「夏そば」の栽培ができるよう、チャレンジがすすんでいます。
全国的にもソバが農業者戸別所得補償制度の対象作物に選定されたことにより、2010年より全国の生産量が報告される見込みだそうです。