さば
Mackerel
スズキ目 サバ科
体長 30~40cm
さばの旬は秋といわれますが、夏にも味が落ちないといわれている種類が「ゴマサバ」
学名 Scomber australasicus
日本古来から馴染み深い魚
日本の食卓にのぼるほとんどのさばは「ゴマサバ」と「マサバ」。「マサバ」の方がやや北方まで棲息回遊しますが、どちらも近海で獲れます。「マサバ」を「平さば」というのに対して「ゴマサバ」は「丸さば」もしくは「ごま」と呼びます。断面が円に近いためです。銀白色の腹にはゴマのような黒い斑点があります。
DHA(ドコサヘキサエン酸:脳の働きを活性化するといわれる)や EPA(エイコサペンタエン酸:血栓予防作用があるといわれる)などの高度不飽和脂肪酸が多く含まれ、青背魚のなかでも群を抜いています。さらに、細胞の再生を助けるビタミンB2やカルシウムも豊富。
刺身が美味しい「ゴマサバ」
朝市で新鮮なさばを!
横須賀西海岸の大楠漁業協同組合(横須賀市佐島3)では6月26日、佐島漁港で今年初めての朝市が行われました。そこで目玉企画とされた1つが「さば詰め放題200円」。
このときのさばはほとんどが「ゴマサバ」。ビニール袋に12~3尾詰められます。買ったあとはすぐに隣りのコーナーで頭と尾を落とし、内臓を取ってもらえます。さばはアシが早いのでこの処理が重要です。さらに氷を詰めて持ち帰ります。佐島漁港は製氷工場を併設しているため無料でたっぷりの氷を提供できます。
朝獲れの新鮮なさばだからこそ、「まず家に帰ったら刺身にするよ」というお客さんも多かったです。
好みにもよりますが、マサバよりもゴマサバのほうが脂みがさっぱりとして生食には向いているということも言われます。
佐島朝市 http://sea.ap.teacup.com/sajima/
●作ってみました!
さばの味噌煮
水に酒を加えて強火で3分煮る。生姜・醤油・みりん・酒を加えて落としぶたをして煮る。最後に味噌を入れる。