アブラナ科アブラナ属
学名 Brassica oleracea
産地は異なりますが、日本では1年中、食べられます。横須賀の旬は冬~春です。
国内有数のキャベツの産地
JAよこすか葉山管内では、およそ400ヘクタールののうちで約120万ケースを生産しています。三浦半島全体で年間450万ケースが出荷され、国内有数のキャベツ産地となっています。
早春キャベツは柔らかくて、甘い
三浦半島産キャベツは、大きく分けると「早春キャベツ」と「春キャベツ」の2種類で、「早春」は11月下旬から3月上旬まで、「春」は3月上旬から5月上旬までつくられます。
「早春キャベツ」の特徴は、真冬のキャベツなのに、柔らかくて甘いこと。これは、三浦半島の温暖な気候のお陰で、他産地が春キャベツとして栽培している種を冬につくれること、さらに堆肥をたくさんつかった農家の土づくりや、農業試験場やJAによる品種の選抜など、努力の結晶といえます。
胃腸薬でお馴染。抗がん作用も研究中!
一般に収穫したばかりのキャベツの成分は水分が92.3%もあり、外側の葉にはビタミンAが多く含まれています。ビタミンB1、B2はレタスと同じくらいで、全体としてはビタミンCが多い野菜です。
また、抗潰瘍成分と呼ばれるビタミンUのほか、各種の酵素も多く、ジアスターゼ、ペプシン、トリプシン、バーオキシターゼも豊富で、胃腸薬キャベジンでお馴染みの通り、胃腸障害に効果的に働きます。
最近の研究では抗がん作用がある野菜ということで、注目されています。アメリカ国立がん研究センターの発表では、キャベツは緑黄食野菜を抑えて、ニンニクに次いで第2位のランキングになりました。キャベツに含まれるイソチオシアネートの働きであることが分かっており、日本でも研究されています。
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