[観光][大地][よこすか産にこだわる人たち]
TSUNAMI RESTAURANT 有限会社ブローライン 代表取締役 飯田茂さん
横須賀市本町2-1-9
昨年、横須賀市の新名物として誕生したヨコスカネイビーバーガーを販売しているお店は現在13店舗。その中で地産地消にこだわり横須賀産の野菜を使っているお店がどぶ板通りのメキシカンレストラン「TSUNAMI」です。
ヨコスカネイビーバーガーは米海軍横須賀基地から横須賀市へ提供された海軍の伝統的な調理法をもとに「ネイビーバーガーを横須賀市の新しい名物に!」という市の呼びかけで始まったもの。つなぎなどを使わず赤味の多い100%牛肉200g前後をシンプルに調理し、挟む野菜もレタス、玉ねぎ、トマトと決まっているそうです。
「TSUNAMI」の飯田茂さんは他のお店との違い、自分のお店らしさを考えたとき、新鮮で安心ということから横須賀産の野菜を使おうとJAよこすか葉山を訪れました。そこで紹介されたのが横須賀市林の永野茂樹さんです。
飯田さんの依頼は直径10cmほどのネイビーバーガーに合った大きなトマトでした。高校卒業後35年、1つ1つハウスを増やしながら、なるべく農薬に頼らない栽培を続けている研究熱心な永野さん。トマトの栽培には交配にマルハナバチ(ミツバチ科)を使っているため、実が締まり、ずっしりとしたトマトができるそうです。
飯田さんは毎週1回、30分ほどかけてバイクで永野農園に行きます。取材で同行した日もバーガー用16kgとサルサ用20kgのトマトをバイクに積みました。レタスがある日はもっと段ボールが高くなるそうです。それでも自分の足で農園に通い、永野さんと交流することで地産地消を支えています。
リンク